創業以来、一度も赤字経営に陥ることなく経営が出来た理由は、下記の通りです。
行動の原理原則と実践し、今後も末永く継続していきます。
「一人ひとりに天の使命があり、その天命を楽しんで生きることが処世上の第一要件である」この言葉は渋沢栄一の名言であります。
この言葉を原点に経営者である私自身と会社及び社内を律する為、経営の心得13か条を作成しました。
第1条「楽しくなければ仕事じゃない、やりたいことを任す、失敗しても文句は言わぬ。責任は全て社長が取るから思いっきり楽しんで仕事をやってください」。この考えを礎に社員を信じ、仕事を任せ、創業以来赤字なしの経営で会社を発展させることが出来ました。
経営の心得の中核は、第2条「棺桶に片足を突っ込みあとの片足を突っ込む寸前まで火の魂の様に生きる」であります。高校卒業後、昼間は商いの修行7年間、うち4年間は福大商学部夜間部で学び、ここ家具産地大川で家具卸売業を単独起業しました。
現在まで家具一筋に歩み続け、北は北海道から南は石垣島まで、関東・関西を中心に全国津々浦々、お得意先様の数 3,500店を数えるまでに取引拡大をすることができました。
業種においては、我が社の中核を成す卸売事業をはじめ、コントラクト事業、小売事業、通販事業、さらには30を超えるオリジナル家具ブランドの企画等多様な事業部門を展開しております。また、10年前には 時代の変化により衰退した婚礼家具メーカーを、会社ごと社長 社員 全て引き受け、一枚板家具専門ブランド「アトリエ木馬」の工場に転換しました。この分野では日本でもトップクラスの商品を扱う生産工場に生まれ変わっております。
小売事業としては、旗艦店である「関家具 大川本店」をはじめ、「アトリエ木馬」「クラッシュゲート」の直営店舗を全国に展開しています。また、東京・大阪・福岡にショールームを構えるほか、EC事業も展開し全国のお客様へ家具をお届けしております。
最後に、企業経営を行う上で必要不可欠なのは、トップに対して苦言、提言、提案をどしどし出して改善してくれる社員の存在です。積極性不足のイエスマンでは世の為、人の為、会社の為に役に立ちません。
「社員は社長の先生である」という経営の理念の元、広く社員の意向を汲み上げ、慎重な調査分析の上、成功率が高いと判断した場合は、不退転の決意でリスクを取りチャレンジする。これが、我が社の発展の核となる部分だと考えています。